待ちに待った昇給だけど、全然上がらなかった…。ショック!
昇給額を上げることってできるの?
昇給してくれたらモチベ上がるよなぁ〜!
派遣社員として働いていても、雇用形態に関わらず昇給はしてもらいたいものですよね。
私が派遣社員になって最初の数年は、昇給に対する意欲はあまりなく、なにも対策をしていませんでした。
その結果、昇給0円だったり、昇給しても時給5円だけUPということもありました。
それでも対策をすることで、格段に昇給額がアップしましたよ!
派遣社員も昇給できますが、昇給額を上げるには自ら交渉が必要です。
この記事では、実際に派遣社員として昇給額の5倍UPに成功した私が、昇給額を上げるために行っている方法をご紹介します。
この記事を読むと、昇給交渉の具体的な方法と、メリットがわかります。
しっかり対策して、昇給してもらいましょう!!
結論としては、下記のとおりです。
正社員と派遣社員の昇給は違う
私が正社員だった会社は、昇進や昇給を志す人は社長面談に自ら志願しアピールするという方法がありました。
(私は社長面談をされたくなかったので、大きな昇給は諦めていました…社長コワイ)
特に何も行動しなくても、当時は毎年1回、平均して月給で約2000円昇給していました。
※関西の田舎の中小企業営業事務でした。
正社員には【定期昇給】があり、毎年一定額の昇給が約束されている会社が多いです。
一方派遣社員には、定期昇給はなく毎年の昇給は約束されたものではありません。
昇給に対する意識が低かった私ですが、派遣社員になり数年経ってやっと、待っているだけでは全然昇給できないということに気が付きました。
昇給(時給)0円や5円等を経験していくと、年数を重ねて着実にスキルアップしているのに全く評価されていないと感じ、つらかったです。
最初は「昇給交渉をするなんて、なんだか恥ずかしいし気が引ける…」と思っていました。
でも昇給交渉は派遣社員の正当な権利だと知り、どうにか昇給額を上げてもらう方法はないか、模索し始めました。
昇給額の金額公開!
ここで、派遣社員になってからの私の歴代の昇給金額を公開してみます。
私は今まで2か所の派遣先に勤めてきました。(派遣会社はずっと同じ一社です。)
【派遣先①】
契約年数1年半 その間昇給なし
※就業前に「ここは昇給ないよ」と念押しされていました。
⇒派遣先①の業績悪化により、派遣会社から派遣先②を勧められ、就業先を変えました。
【派遣先②】
契約年数約4年半(現在無期雇用で契約更新中)
昇給時期は年に1回、春のみ。
契約から1年経過していないと昇給不可。
私は夏に契約開始したため翌年の春は昇給がなく、約1年半勤続後に初昇給でした。
結果は…
・1回目⇒時給5円UP
派遣社員になって約3年。
待ちに待った初めての昇給が時給5円UPだったので、かなりがっくりきました。
・2回目⇒時給25円UP
なんとかしたいと対策を始めた結果、昇給額が5倍に増えました。
・3回目⇒時給25円UP
産休に入る直前にも同額の昇給をしてもらえました。
時給25円アップは、月換算すると4,000円の昇給です。
(昇給分25円×20日出勤×8時間労働として)
全国的な水準で見ると決して高くはないですが、正社員時代の昇給額を鑑みても地域と職種柄、妥当なところなのかなと思います。
昇給率を上げるには?具体的な方法
実際に、私が昇給率を上げるために必要だと思うこと・実行したことを挙げてみます。
好まれる勤務態度(人柄)であること
社会人として当たり前のことかもしれませんが、敢えて挙げてみました。
頼んだ仕事をちゃんとこなしてくれなかったり、文句や権利ばかり主張する人に対して派遣先が昇給させてあげたいと思うでしょうか?
同様に、派遣先からの評判が悪く面談でも文句ばかり多い人に対して、派遣会社が昇給させてあげたいと思うでしょうか?
派遣先も派遣会社も人間ですから、こういう人には要求されても「昇給させてあげたい」という気持ちは湧かないはずです。
実際に、勤務態度に難アリ(失礼)の方が「今年も昇給5円だ」と毎年嘆いているのを聞いていました。
不満があるならそれをそのまま伝えるのではなく「現状はこうだから私はこうやって対処している」「こうしたらいいと思う」等、前向きな姿勢を見せることが大事です。
私は職場が人手不足で皆が忙しかった時は、「自分ができることはなんだろう」という意識で仕事に取り組みました。
安易に自分の負担を受け入れてしまうことは危険ですが、その姿勢は必要です。
そうすることで派遣先や派遣会社からの信頼を得られ、「この人を昇給させてあげたい」「昇給したら引き続きがんばってくれそう」と思ってもらえます。
数値化した実績のアピールが不可欠
先程挙げたことは、言わば基本です。
基本を押さえた上で、実際にどれほどの成果を上げられたのかを客観的に示さないといけません。
単に自分ががんばったことを羅列しても、それが派遣先にとっての利益にどう繋がったのかはよくわかりません。
ここで重要なのは、「数値で示すこと」です。
数値を入れるだけで、自分の頑張りを客観的に認識してもらえやすくなります。
職種が営業なら契約数や売上金額等で簡単に数値を示せますが、事務職となるとなかなか難しいですよね。
私は営業社員のアシスタントという仕事内容だったので、下記のような内容にしました。
- 事務処理や電話応対を○件代行した
- 顧客に対して24時間以内の対応を○件やった
- ひと月合計○件の代行作業をすることで、その分社員の作業時間短縮に繋げた
- 仕事量が○件増えたが、○○することにより作業時間が○時間削減できた
○件という具体的な数値のカウントには、インターネットで「目標管理表」で検索したエクセルファイルをダウンロードして、自分の業務内容に合わせてカスタムしたものを記録用として使っています。
こちらの書式をダウンロードし、自分用に少しカスタムしました。
Microsoft Officeの目標管理表
「大目標」…大まかな目標を入力
「行動目標」…数値化できる仕事内容を入力
数値のカウントとしてだけでなく、「目標をしっかり持って行動に落とし込んでいるんだな」ということも伝わる表になっていると思います。
①数値化した実績を文章でまとめたものと、そのエビデンス(根拠)として②カウント記録した目標管理表を派遣会社に提出します。
「こういう風に貢献してきたから、昇給してほしい」とアピールしました。
派遣会社からも派遣先からも評判はよかったので、昇給の良い判断材料になったと思います。
「こんなことをしてくれていたのね!」と派遣先から言ってもらえたようです。
実際に、提出物を出すようになってから昇給額はグンと上がりました!
昇給交渉することで他にも得られるメリット3つ
昇給額をUPするために私がしていることをご紹介しました。
記録を残したり自ら行動したりと大変なこともありますが、昇給することだけがメリットではありません。
スキルアップや転職にも活かせる
自分の成果をまとめることで、実績やアピールポイントが明確になります。
スキルアップを実感でき、転職活動をする時に自分の強みをまとめるのにも役立ちます。
どんな職場でも適応できる対応力が身につく
どんなに大変な時でも、「職場や同僚のためになることはなんだろう」と考えられることができれば、どこの職場に行ってもやっていける対応力が身につくと思います。
実際に、過去2度の退職の際にはいつも「みーこさんならどこに行ってもやっていけるよ」と上司や同僚、取引先の方にまで言っていただけたのは、密かな誇りです(笑)
仕事が増えても前向きに考えられる
大変な思いをした分だけ「これだけのことをやりましたよ!」という昇給交渉に使えるネタができるということです。
長く仕事を続けていればハプニングは必ず起きるものですが、そんな時こそ「逆に考えるんだ。」の精神で前向きに頑張れます。
ありきたりな言葉かもしれませんが、ピンチはチャンスです!
【まとめ】派遣社員が昇給するには
昇給のために私がしていることと、そのメリットをご紹介しました!
【派遣社員が昇給する方法】
- 派遣先から好まれる勤務態度を心がけよう
- 仕事の実績を数値化してアピールしよう
【昇給だけじゃないメリット】
- スキルアップや転職にも活かせる
- どんな職場でも適応できる対応力が身につく
- 仕事が増えても前向きに考えられる
ちなみに、来年春は育休復帰し、時短勤務を初めて最初の昇給期間となります。
例年通り昇給交渉は進めていますが、ワーママとして時短勤務中の昇給額についても今後公開したいと思います。
追記:時短勤務で1年間勤続後の昇給について記事にしました!↓
是非、昇給交渉に対して前向きに考えてみてください!
昇給に悩む派遣社員の方の参考になれば幸いです。
ここまで見ていただき、ありがとうございます!
コメント