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子どもの教育資金を貯めるためにも働きたいな
外で働いて家事・育児にメリハリをつけたいな
専業主婦ママとして子育てをしていくなかで、様々な理由で「働き始めたい」と思い始めることもありますよね。派遣社員は、時間にも気持ちにも余裕があるなかで働けるため、子育てと仕事を両立しやすいです。
パートやアルバイトとおなじ内容のお仕事でも派遣社員のほうが高時給であることが多いので、派遣社員のほうがおすすめです。
関連記事育児と仕事の両立は無理?派遣社員ママならかなう!【子育て主婦が実体験よりメリット・デメリットを解説】
しかし、専業主婦ママが派遣社員になるには、子どものいない女性が派遣社員になるよりも少し複雑です。
なぜなら、子どもの預け先の事情も含めて検討する必要があるからです。
私は、派遣社員として働く一児の母です。保活のすえ第一志望の認定こども園に受かり、派遣社員としてゆるく働きながら子育てをしています。
派遣社員ママとして働くことは、家事育児と仕事の両立がしやすく心にゆとりを持てる働き方だなと実感しています。
この記事では私の保活や派遣社員ママとしての経験などをふまえ、幼稚園や保育所など子どもの預け先ごとに専業主婦ママが派遣社員になるステップを解説します。
この記事を読むと、子どもが未就園児の専業主婦ママが派遣社員になるために押さえておきたいポイントがわかります。
結論から言うと、まずは子どもの預け先を決めてから派遣のお仕事を探しましょう。必要な手順や確認事項の詳細は、預け先ごとに手順を解説しますので参考にしてください。
前提条件① 子どもが幼稚園や保育所などに通園していない 未就園児であること
まず初めに、本記事では「幼稚園や保育所などに通園していない子ども(未就園児)のママ」を対象としています。
本記事は、以下2つの条件を満たす家庭において、ママが派遣社員になる手順を解説します。
- ママが専業主婦
- 子は未就園児
前提条件② 家計を主に支えるのはママ以外の人であること
本記事では、「家計を主に支えるのは夫(または夫以外の家族やパートナー)」というモデルケースを想定しています。派遣社員のデメリットの一つとして、「正社員よりも年収が低い」「正社員よりも雇用が不安定」という点があるからです。
家族などほかの人が収入の基盤を稼ぎ、ママは補助的に稼ぐというイメージです。
「ママが心にゆとりをもって育児と仕事を両立できる」という派遣社員ママ最大のメリットを活かすための前提条件です。
子どもが未就園児の専業主婦が派遣社員になるためのポイント
子どもが3歳以上の場合は、預け先候補として幼稚園・認定こども園(1号認定or2号認定)・保育所・認可外保育園があります。
3歳未満の場合はまだ幼稚園や認定こども園(1号認定)は利用できないため、預け先候補は保育所・認定こども園(2号認定)・認可外保育園となります。
それぞれの特徴や保育の認定区分を確認し、幼活・保活を行いましょう。
- 保育の認定区分とは?
- 子どもの年齢や保育の必要性の有無により、1号認定・2号認定・3号認定のいずれかに区分されます。
認定区分によって、利用できる保育施設が異なります。
認定区分の種類は以下のフローをご参照ください
「保育を必要とする事由」の詳細は、市町村により異なります。
認定区分別の利用できる施設と概要は、以下の表をご参照ください
認定区分 (年齢) | 利用できる施設 | 特徴 | 利用時間 | 利用できる保護者 | 無償化 |
---|---|---|---|---|---|
1号認定 (3~5歳) | 幼稚園 | 小学校以降の教育の基礎を つくるため、幼児期の 教育を行う | ・昼過ぎごろまでの教育時間 ・園により午後や土曜日、 夏休みなどの長期休業中の 預かり保育 | 制限なし | 月額上限 2.57万円 |
認定こども園 | 幼稚園と保育所の機能や 特徴をあわせ持ち、 地域の子育て支援も行う | ・昼過ぎごろまでの教育時間 ・保育を必要とする場合は 夕方までの保育を実施 ・園により延長保育も実施 | 利用料が 無償 | ||
2号認定 (3~5歳) | 保育所 | 就労などのため、 家庭で保育のできない 保護者に代わって保育する | ・夕方までの保育 ・園により延長保育を実施 | 保育を必要とする事由 に該当すること | |
認定こども園 | 幼稚園と保育所の機能や 特徴をあわせ持ち、 地域の子育て支援も行う | ・昼過ぎごろまでの教育時間 ・保育を必要とする場合は 夕方までの保育を実施 ・園により延長保育も実施 | 制限なし | ||
3号認定 (0~2歳) | 保育所 | 就労などのため、 家庭で保育のできない 保護者に代わって保育する | ・夕方までの保育 ・園により延長保育を実施 | 保育を必要とする事由 に該当すること | 住民税非課税世帯 を対象として 利用料が無償 |
認定こども園 | 幼稚園と保育所の機能や 特徴をあわせ持ち、 地域の子育て支援も行う | ||||
地域型保育 | 保育所より少人数で 0~2歳の子どもを保育 (家庭的,小規模,事業所内, 居宅訪問型保育の4種) |
ただし保育料無償化の対象となるためには、市町村より「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。
認定こども園とは、幼稚園と保育所が一体になった施設
子どもの年齢や親の就労状況により、幼稚園と保育所 両方の特徴を活かした利用ができます。
親の就労状況が変わっても、認定区分を変えるだけで同じ園を継続して利用することができます。
- 1号認定
- 3歳以上で教育を希望する場合。
両親の就労に関する制限はなし。
一般的に10時〜14時(4時間)の教育標準時間の利用。預かり保育がある園では延長可能。
- 2号認定
- 3歳以上で保育を希望する場合。
自治体から「保育の必要性の認定」が必要。
認定により1日8〜11時間の利用が可能。
- 3号認定
- 3歳未満で保育を希望する場合。
自治体から「保育の必要性の認定」が必要。
認定により1日8〜11時間の利用が可能。
参考:よくわかる「子ども・子育て支援新制度」−こども家庭庁
幼児教育・保育の無償化概要-こども家庭庁
全国の幼稚園・保育所・認定こども園・認可外保育園の検索ができます。通える距離の預け先を、市町村問わず調べることができ便利です。
リンクから、各預け先ごとの進め方に飛べます。
- 学童保育とは?
- 小学生が学校の放課後や休日に利用する保育サービス。
学童保育施設では、子供たちが遊びながら学習支援を受けたり、安全な環境で過ごすことができます。
公設の学童保育では、保護者の就労条件などがあり、市町村にて審査があります。
子どもを幼稚園または認定こども園(1号認定)にいれる
幼稚園は利用できる時間が短いイメージがあるかもしれません。しかし実際には、「預かり保育」がある幼稚園や認定こども園なら、保育所と同等の時間 利用できます。就労条件が不要なため、働きはじめる前から入園できる可能性があります。
ただし利用条件は園により異なるため、以下のことに気をつけましょう。
チェックポイント
- 入園条件・空き状況・預かり保育の有無を園に確認する
- 預かり保育がないor預かり保育の就労条件が満たせない場合の対策
- 市町村から「保育の必要性の認定」を受ける
入園条件・空き状況・預かり保育の有無を園に確認する
幼稚園と認定こども園(1号認定)には、満3歳から小学校入学前の3年間の「3年保育」と満4歳からの「2年保育」があります。なかには受験が必要なところもあります。
一部の園では、2歳児を対象とした「未就園児クラス」や「プレ幼稚園」を提供しています。親子で利用したり、子どもだけで利用できる場合もありますが、幼稚園に入る前の準備として利用されることが多いです。
入園条件は園により異なるため、空きがあるかどうかも含めて園に直接確認しましょう。
預かり時間は、一般的に「教育標準時間」である10時~14時です。教育標準時間以降も預けたい場合は「預かり保育」をしているかも確認しましょう。
預かり保育の利用には、「月に○時間以上の就労」のような条件を定めている園もあります。その場合、就労証明書の要否も確認するとよいです。
預かり保育があれば、園と相談のうえ、派遣のお仕事が決まるまでは教育時間内で利用し、働き始めたら預かり保育も始めるという利用の仕方もできます。
認定こども園(1号認定)も幼稚園同様 親の就労条件が不要なため、空き状況にもよりますが2号認定よりも比較的入園しやすいです。
認定こども園では、園と相談のうえ、派遣のお仕事が決まるまでは1号認定の教育時間内で利用し、働き始めたら2号認定に変更して保育標準時間(11時間)や保育短時間(8時間)に変更するという方法もあります。
預かり保育がないor預かり保育の就労条件が満たせない場合の対策
幼稚園や認定こども園に預かり保育がない場合は、以下のような対策があります。
- 預かり保育を利用せず、教育時間のみ利用する
- 教育時間終了後のお迎えに間に合うように、希望する就労時間を調整する
- 就労条件がない、またはゆるいほかの幼稚園や認定こども園、認可外保育園を検討する
- 希望する就労時間でも対応してもらえる預け先を探す
幼稚園や認定こども園(1号認定)で預かり保育の就労条件が満たせない場合は、以下のような対策があります。
- 派遣のお仕事で希望する就労時間を延ばす
- 預かり保育の就労条件を満たせるように、希望する就労時間を長くとる
- 預かり保育を利用せず、教育時間のみ利用する
- 教育時間終了後のお迎えに間に合うように、希望する就労時間を調整する
- 就労条件がない、またはゆるいほかの幼稚園や認定こども園、認可外保育園を検討する
- 希望する就労時間でも対応してもらえる預け先を探す
預かり保育時間と、働きたい時間が合うように調整しましょう。
市町村から「保育の必要性の認定」を受ける
幼稚園や認定こども園の利用費や預かり保育料も、3歳からの保育料無償化の対象です。
幼稚園・認定こども園の無償化
- 子ども・子育て支援新制度移行済みの幼稚園 利用費が無償
- 子ども・子育て支援新制度移行前の幼稚園 月額25,700円を上限として利用費が無償
- 認定こども園(1号認定) 利用費が無償
- 預かり保育「保育の必要性の認定」を受ければ月額11,300円までの利用費が無償
通園送迎費、食材料費、行事費などは実費負担
参考:幼児教育・保育の無償化について(日本語)-こども家庭庁
幼稚園や認定こども園の教育時間の無償化について申請が必要かどうかは、市町村により異なります。
反対に、預かり保育の無償化は必ず市町村へ申請して「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。
- 保育の必要性の認定とは
- 保護者が以下のような理由で家庭での子どもの保育が困難な場合に、市町村により保育施設の利用の必要性を判定されます。
- 就労、妊娠・出産、疾病・障がい、介護・看護、求職活動、就学、災害復旧、育児休業
- 「求職中」で保育の必要性の認定を受ける
- 「求職中」で保育の必要性の認定を受けることができれば、派遣のお仕事が決まる前から無償で預かり保育を利用することができます。
ただし、一般的には以下のような対応が必要となります。
- 「求職活動をする誓約書」の提出
- 入園後、◯ヶ月以内に仕事が決まらなければ退園
- 「就労」で保育の必要性の認定を受ける
- 派遣のお仕事が決まったら、派遣会社に就労証明書を発行してもらい、市町村へ申請して「就労」での保育の必要性の認定を受けましょう。
無償化申請の詳細については、園または市町村に確認しましょう。
市町村規定の「保育の必要性」の条件を満たせるなら、求職中か就労で申請してみましょう。
派遣社員になるための具体的なステップ
子どもを幼稚園または認定こども園(1号認定)にいれる場合、専業主婦ママが派遣社員になるためのステップは以下のとおりです。
- 入園条件・空き状況
- 預かり保育の有無とその就労条件・就労証明書の要否
預かり保育がない場合や就労条件が満たせない場合は、希望する就労時間を調整したり他の園を検討するなどしましょう。
入園が決まり、「求職中」で保育の必要性の認定を受けて預かり保育を無償化したい場合は、市町村に申請しましょう。
派遣求人サイトなどからお仕事に応募します。
対面や電話、WEBなどで面談を行います。希望する勤務条件や職種、スキルレベルを伝え、適切な案件を紹介してもらうための情報を共有します。
派遣会社が、登録者の希望やスキルに合った派遣先を紹介してくれます。
就業を始める前に、派遣先から面談を受けたり、職場見学ができる場合があります。
派遣先が決まれば、派遣会社と契約を締結し、仕事が始まります。
雇用契約を結んだあと、派遣会社に発行してもらいます。発行には時間がかかることもあるため、就労証明書が必要な場合は前もって派遣会社に伝えておきましょう。
預かり保育の利用に就労証明書が不要だったり、無償化を希望しない(または子どもが3歳未満の)場合、発行は不要です。
- 預かり保育の利用に就労証明書が必要な場合は、園に就労証明書を提出します。
- 無償化を希望する場合は、市町村にも就労証明書を提出して「保育の必要性の認定」を受けます。
ステップ②で「求職中」として申請していた場合も、このタイミングで市町村に「就労」として改めて「保育の必要性の認定」を受けます。
ステップ⑧と⑨は、必要な場合にのみ対応
【初めての派遣登録でも安心】子育て中の主婦が派遣社員になるには?【ポイントと基本の7ステップ】
まずは希望の園に連絡してみましょう!
子どもを保育所・認定こども園(2号認定)にいれる
保育所や認定こども園(2号認定)に入園するには、市町村の選考を受け、保育の必要性を認定される必要があります。
- 保育の必要性の認定とは
- 保護者が以下のような理由で家庭での子どもの保育が困難な場合に、市町村により保育施設の利用の必要性を判定されます。
- 就労、妊娠・出産、疾病・障がい、介護・看護、求職活動、就学、災害復旧、育児休業
家庭の状況などを以下のような項目で数値化し、その点数をもとに選考が行われます。
選考の点数項目(例)
- 基礎点数 就労、求職、疾病、介護など保育が必要になる主な理由
- 補正点数 基礎点数以外の家庭の状況。ひとり親、同居祖父母の有無やきょうだいの保育状況など
- 優先項目 同じ点数の世帯につける優先順位。認可外保育施設などを利用して既に就労している、保育を支援できる親族の有無など
名称や各項目の点数は市町村により異なります。
点数が高いほうが、希望する園に入りやすくなります。点数をどれだけ高くつけられるか・差別化できるかが重要です。
しかし専業ママが働き始めようとするとき、以下ような問題があります。
- 仕事が決まっていないから、選考に不利
- 預け先が決まっていないから、仕事が内定しても働き始めることができない
「夫だけが就労している」という状況では共働き世帯と比べて点数が低くなるため、選考に不利となるのです。
それならなにから始めればいいの?
お仕事探しよりも、まずは保活から始めましょう。
派遣先が決まっても預け先が決まっていないとお仕事が始められず、お仕事探しから派遣会社登録・面談などが時間の無駄になってしまうからです。
「就労中」で申請できなくても、「求職中」としてなら申請できます。求職中での申請は、一般的に以下の対応が求められます。
- 「求職活動をする誓約書」など書類の提出
- 入園後、◯ヶ月以内に仕事が決まらなければ退園する
「求職中」で申請して入園に当選した場合、園を利用できる期間は数ヶ月のみです。(期間は市町村による。)お仕事が決まって就労証明書を提出することで、その後も継続して利用できます。市町村により要綱は異なるため、必ず確認しましょう
子どもが3歳以上の場合は、認定こども園であれば園と相談のうえ、派遣のお仕事が決まるまでは1号認定の教育時間(約4時間)で利用し、働き始めたら2号認定の保育時間(8〜11時間)に変更するという利用の仕方もできます。
認定こども園(1号認定)にいれるステップはこちら
なお保育所や認定こども園も無償化の対象ですが、市町村への希望園の申請がそのまま「保育の必要性の認定」の申請にもなるため、無償化のための別途申し込みは必要ありません。
以下では保活のスケジュールを解説します。
保活のスケジュール
保育所や認定こども園(2号認定)の申請時期は、4月入園の場合前年の秋ごろから始まります。一次募集受付のあと、二次募集、市町村によっては三次募集と時期を分けて受付があります。
二次募集以降では、一次募集の決定で空きが出た園の募集となるため、最も募集枠が多いのは一次募集です。そのため、一次募集で申請をした方が希望の園に受かりやすいです。
一次募集の受付期間に間に合うよう、余裕をもって早めに必要書類を準備しましょう。
5月以降に途中入園する場合は、空き状況などにもよるため、市町村に確認しましょう。
保活の大まかなスケジュールは、以下のとおりです。
市町村や園の規定により、異なる場合があります。
- 市町村の選考規定や園の情報収集を始める
- 園に求める条件を考える
- 自宅から通える園をピックアップする
- 園を見学して志望順位を決定する
- 市町村に申請する
- 結果通知が届く
①市町村の選考規定や園の情報収集を始める
保活の第一歩として、市町村の保育所や認定こども園の選考の基準を確認することが必要です。市町村の窓口、市町村が配布している資料や、市町村・園の公式サイトなどで情報収集を始めます。
窓口に直接相談すると、どう行動すべきか具体的に教えてもらえたり、その場で配布資料をもらえるのでおすすめです。
ママが「求職中」での保活は、両親ともに就労している世帯と比べると選考には不利です。保育所や認定こども園(2号認定)に落選したときに備えて、幼稚園や認可外保育園も視野にいれた保活をしておくと安心です。
- 市町村配布の資料と市町村の公式サイトを確認する
保活の情報収集には、市町村の資料が必須です。選考に必要な点数の規定や、幼稚園・認可外保育園などを含む市町村すべての保育施設が記載されているからです。
市町村の資料でわかること(例)
- 園の内容比較一覧 定員・保育時間・給食の有無などの項目があり、園の比較ができる
- 就労時間と保育時間 何時間働けば何時間預かってもらえるか
- 選考基準表 保護者や家庭状況による基礎点数や補正点数など
- 保育料の利用者負担額表 市町村で定める保育料負担額(両親の課税額の合計をもとに階層がある)
- 申請方法や結果通知のスケジュール 所定用紙の入手方法、一次募集や二次募集から結果通知までの時期など
就労時間には、単純な勤務時間だけではなく、勤時間や休憩時間が含まれることもあります。
申請書には夫の就労時間を記入する欄があります。具体的にどの時間を就労時間とするのかは市町村の資料で要チェックです。
同じ点数の世帯が複数あるなかでは、「通勤時間や休憩時間を含めた就労時間」が長い方が優先される可能性もあるので、確認しておきましょう。
配布資料には最新の情報が載ってない場合があります。
市町村が配布している資料には、新設される保育施設の情報など最新の情報が載っているとは限りません。市町村の公式サイトを見たり直接問い合わせるなどして、最新情報を仕入れておきましょう。
実際に私は一次募集の申し込みのあと、通える距離に新設される認定こども園があるということを知りました。(手元の配布資料には記載がなく、市町村の公式サイトには情報が載っていました。)
年々保育所や認定こども園の数は増えているので、最新情報は市町村のサイトを要チェックです。
選考に有利になるよう行動しましょう。
市町村の選考基準を確認したうえで、少しでも有利になるためにできることをやってみましょう。例えば、以下のことをすると選考に有利になる市町村もあります。
- 一時預かり、認可外保育園、ベビーシッターを利用する
- 職業訓練を受ける(e-ラーニングもあり)
こちらも市町村により要綱は異なるため、必ず確認しましょう。
- 園の公式サイトを確認する
園の公式サイトでわかること(例)
- 保育方針や保育目標 園が子どもにどんなふうに育ってほしいと考えているか
- 1日の保育スケジュール 日中、子どもがどのように過ごしているのか
- 年間行事や保護者参加型のイベント どのような行事があるのか・保護者が参加する行事の頻度
- 見学の時期や予約方法 見学は随時できるのか・期間があるのか・予約は必要なのか
園の見学については、時期が近づかないと情報がアップされないこともあります。公式サイトをこまめにチェックしましょう。
- 幼稚園・認定こども園(1号認定)・認可外保育園も視野にいれる
もしも落選してしまったときのために備えて、幼稚園や1号認定の認定こども園、認可外保育園も一緒に検討しましょう。落選後にほかの保育施設の保活を進めようとしても、選考通知が届いてからでは既に定員に達していてどこにも入れない恐れがあるからです。
そうなるとキャンセル待ちや次年度の申請に持ち越しになり、なかなか働き始めることができません。その予防策として、就労条件がいらない保育施設も考えてみましょう。これらの保育施設に仮予約をしておいて、保育所などに当選したら仮予約をキャンセルするというやり方ができると、安心です。
ただし、いくつかのポイントに注意しましょう。
- 空き状況 まずは幼稚園などの空き状況を確認しておきましょう。人気のある園は早めに定員が埋まってしまうことがあります。
- 仮予約ができるか 園によっては仮予約が可能なところもありますが、全ての園が対応しているわけではありません。希望する園に、空き状況といっしょに仮予約が可能かどうかも確認しましょう。
- 一時保育の利用 幼稚園などに空きがない場合でも、一時保育を利用することができる場合があります。これにより保育所などの合否が出るまでのあいだ、子どもを預けることができます。
- 保育所の合否時期 保育所などの合否が出る時期と、幼稚園などの入園手続きの時期が重なることがあります。そのため、合否の結果が出る前に仮予約した園の手続きを進めなければいけない場合があります。
事前にしっかりと情報を収集し、計画を立てておきましょう。
幼稚園または認定こども園(1号認定)にいれる場合のステップはこちら 子どもは3歳以上であること
認可外保育園にいれる場合のステップはこちら
- 夫の勤務地がある市町村の園の申請が可能か確認する
住んでいる地域だけでなく、夫の勤め先がある市町村にも保育所や認定こども園の申請が可能な場合があります。自宅と夫の勤め先が異なる市町村であれば、そちらの窓口にも申請可能か確認してみてもいいでしょう。
ただし、選考には住民の方が優先されることもあるので、この点も合わせて確認しましょう。自宅からの距離で送迎の負担が大きくならないかも要注意です。
②園に求める条件を考える
地域にどんな園があるのかを知ることで、求める条件やその優先順位を決めることができます。
園の特色(例)
- 英語やしつけなどが充実している
- リトミックやモンテッソーリ教育などを取り入れている
- 自然の中での遊びに力を入れていて野外活動が多い
- 異年齢保育(年齢が違う子を同じクラスで保育する)
- 仏教系、キリスト教系
見学に行くことで感じられる、園の雰囲気や環境要因もあります。
園の雰囲気や環境(例)
- 先生の様子 あいさつをしてくれる、明るいなど
- 子どもの様子 先生と楽しく遊んだり甘えられているかなど
- 園庭の広さや遊具の数
- 園周囲の環境 通いやすい、緑が多いなど
どのような園があるのかを知っていくことで、大切にしたい条件が見えてきます。保活を進めながらでも、「どんな条件を求めるのか」をある程度絞っていくと、志望順位を決めやすくなります。
どんな園があるか知っていくことで、自分たちの基準もできていきますよ。
③通える距離の園をピックアップする
自宅と園が遠いと、毎日の送迎が大変です。通える距離の園をピックアップして絞り込みましょう。
園までのルートも考えておくと、交通手段により送迎のしやすさや安全性をイメージできます。
- 車で送迎 朝夕の時間帯に混雑する道路や、運転しにくい道路はないか
- 自転車で送迎 狭い道路で車や他の自転車と接触するようなことはなさそうか
- 徒歩で送迎 歩道はあるか・車や自転車の交通量
送迎は毎日のことなので、理想は無理なく通えるところがいいですね。
④園を見学して志望順位を決定する
見学は、必ずしておくことをおすすめします。資料や公式サイトだけでは見えないことが感じられるからです。実際に見学することで、園の雰囲気や教育方針・子どもや先生の様子がよくわかります。
見学できる時期は、園によります。随時見学できる園もあれば、毎年9月頃から期間限定で見学できる園もあります。
園の公式サイトや、電話で確認しましょう。事前予約が必要なこともあります。
見学をしたうえで、園に求める条件の優先順位をつけます。我が家は複数の保育所などを見学した結果、以下のような優先順位をつけました。
- 先生たちの雰囲気がいい
- 小学校の学区内
- 給食がある
- 自宅から通いやすい
最優先する条件は「先生たちの雰囲気がいい」にしました。その理由は、先生の様子が暗いと園内の人間関係やお仕事がうまくいっていない可能性があり、ひいては保育に良くない影響があると考えたからです。これは児童福祉に関わる仕事をしている夫が重要視していました。
条件の優先順位に合わせて、園の志望順位を決定していきます。我が家の第一志望には、見学の際にすれ違うすべての先生方が笑顔であいさつをしてくれた園にしました。入園してからもその印象は変わらず、本当にいい園だなと感じています。
実際に行ってみると、働く人や子どもたちの雰囲気がよくわかります。
⑤市町村に申請する
4月入園の場合、前年の秋ごろから保育所等の申請が始まります。5月以降の途中入園の場合は、申請について市町村に確認しましょう。
申請には、以下のような書類の提出が必要です。
- 保育所等入所申込書
- 教育・保育給付認定申請書
- 求職活動をする誓約書
記入漏れや書き間違いがないかよく確認して、市町村へ提出して申請完了です。
一般的には、市町村の窓口へ直接提出します。第1希望の園に提出できる場合もあるため、受付先を市町村公式サイトなどで確認しましょう。
- 申込書の備考欄や特記事項欄を活用しましょう。
申し込みの際、備考欄や特記事項欄に「保育が必要な理由」の詳細を書き込むと、選考を少し有利にできます。同じ点数の世帯が複数あるなかで特記事項が記入されていると、他の世帯との差別化ができるからです。
例えば我が家の場合、「祖父母が両家とも遠方で暮らしているため、両親の代わりに保育ができない」ということを強調しました。祖父母の持病や通院状況も詳細に記入しました。
「子の祖父母は遠方なことに加え、持病があり通院も必要なので保育を頼めない」というアピールです。
「同じ点数だった場合の優先項目」が各市町村の選考基準にあるので、参考にできますよ。
家庭によって書ける内容はちがうため、どんなことがアピールになるのか考えてみましょう。
⑥結果通知が届く
4月入園一次募集の結果通知は、市町村によりますが1月〜2月頃に届きます。当選した場合は、派遣のお仕事探しを始めましょう。
残念ながら落選した場合は、以下のような対応があります。
- 二次募集の応募に進む
- 仮予約した園への利用申込み
- 年度途中で入園できるまで待つ
つらいですが、気持ちを切り替えて行動しましょう。
二次募集の応募に進む
二次募集は、一次募集の結果空きのある園のみの募集になるため、一次募集で希望していた園には応募できないこともあります。新たに園の情報収集から始める場合は大変ですが、大切な子どもを預かってもらう場所なので、見学は可能な限りしておくことをおすすめします。
二次募集の応募方法も、市町村により異なります。市町村の資料や公式サイトには詳細まで載ってないことがあるため、直接確認するのが確実です。
うちの市の場合は、一次募集の落選結果通知と同封されている二次募集の空き状況の明細を見て、希望を郵送して応募するという流れでした。
仮予約した園への利用申込み
落選してしまった時に、幼稚園や1号認定の認定こども園、認可外保育園に仮予約ができているととても心強いです。最終募集にも落選したり応募をやめる場合は、仮予約した園へ正式に利用申込する旨を連絡しましょう。
もし仮予約ができていなくても、空きがあると確認できれば入園できる可能性があります。園の情報収集から始める場合は大変ですが、空きがあるかだけでも先に確認しておくと候補を絞り込むことができます。
年度途中で入園できるまで待つ
もし一次募集・二次募集以降にも落選してしまったら、4月の一斉入園ではなく5月以降空きが出た時に入園できる年度途中の申込みができます。 一次募集などの申請がそのまま引き継がれ、改めての申請は不要なこともあるため、市町村に確認しましょう。
派遣社員になるための具体的なステップ
子どもを保育所や認定こども園(2号認定)にいれる場合、専業主婦ママが派遣社員になるためのステップは以下のとおりです。
前項までの解説を確認ください。
保活の具体的なスケジュールは、「求職中」での保活は不利なため、幼稚園・1号認定の認定子ども園・認可外保育園などの仮予約も検討しましょう。
派遣求人サイトなどからお仕事に応募します。
対面や電話、WEBなどで面談を行います。希望する勤務条件や職種、スキルレベルを伝え、適切な案件を紹介してもらうための情報を共有します。
派遣会社が、登録者の希望やスキルに合った派遣先を紹介してくれます。
就業を始める前に、派遣先から面談を受けたり、職場見学ができる場合があります。
派遣先が決まれば、派遣会社と契約を締結し、仕事が始まります。
雇用契約を結んだあと、派遣会社に発行してもらいます。発行には時間がかかることもあるため、就労証明書が必要な場合は前もって派遣会社に伝えておきましょう。
「求職中」から「就労」として申請することで、継続して園を利用できます。
【初めての派遣登録でも安心】子育て中の主婦が派遣社員になるには?【ポイントと基本の7ステップ】
まずは部活を始めるために、市町村の窓口に行ってみましょう!
子どもを認可外保育園にいれる
認可外保育園は国からの認可は得ていませんが、市町村への届け出や、市町村の設置基準に沿うことが義務付けられています。
市町村が発行する保育施設の資料にも、認可外保育園の施設情報がちゃんと記載されています。
「認可外だから怪しい・危険」ということはありません。
英語教育や自然遊びに特化しているなど、保育所や認定こども園よりも理想に近い認可外保育園が見つかるかもしれません。
認可外保育園の利用料金は独自に設定されたもので、世帯所得によっては認可外保育園のほうが割安で利用できる可能性もあります。
また認可外保育園も3歳からの無償化の対象(金額上限あり)で、市町村によっては補助金制度もあります。
住んでいる市町村だけではなく市区町村外の認可外保育園も利用できる場合があるので、選択肢も広がります。
(この場合も、3歳からの無償化の対象)
ただ保育所などに落選したあとから認可外保育園の保活を始めても、既に定員割れとなっている可能性があります。その予防策として、保活をする最初の段階から認可外保育園も視野に入れて保活を進めることもひとつの手です。
保育所や認定こども園(2号認定)利用の就労時間に満たない場合にも、認可外保育園を検討してみましょう。
認可外保育園の利用条件は園により異なるため、以下のことに気をつけましょう。
チェックポイント
- 入園条件・空き状況を園に確認する
- 保育料無償化の対象かを園に確認し、市町村から「保育の必要性の認定」を受ける
入園条件・空き状況を園に確認する
認可外保育園の利用には市町村の選考が不要で、随時申込みを受け付けています。親の就労条件がないことが多く、その場合は空きがあれば入園できます。
認可外保育園の仮予約をしておいて、保育所などの選考に受かったら仮予約をキャンセルするというやり方ができると、安心です。
保育所などに落ちたとしても、認可外保育園を利用して就労を開始していれば、市町村によっては次年度の申請時に優先順位を高くしてもらえることもあります。
見学や申込み方法、仮予約ができるかなどは園により異なります。
もし「月に○時間以上の就労」のような条件がある場合は、就労証明書の要否も確認しましょう。
就労条件が満たせない場合は、以下のような対策があります。
- 派遣のお仕事で希望する就労時間を延ばす
- 認可外保育園の就労条件を満たせるように、希望する就労時間を長くとる
- 就労条件がない、またはゆるいほかの認可外保育園や幼稚園、認定こども園(1号認定)を検討する
- 希望する就労時間でも対応してもらえる預け先を探す
気になる認可外保育園が見つかれば、直接確認してみましょう。
保育料無償化の対象かを園に確認し、市町村から「保育の必要性の認定」を受ける
3歳児クラスから適応となる、保育料無償化の対象の園であるかどうかも確認しましょう。
認可外保育園の利用で無償化の対象となるには、以下2つの条件を満たす必要があります。
認可外保育園の無償化
無償化となる条件
- 都道府県に届出し、国が定める基準を満たす認可外保育施設であること
(ただし、基準を満たしていない場合でも5年間の猶予期間あり) - 市町村へ申請し、「保育の必要性の認定」を受けること
(就労等の要件を満たす必要がある)
概要
3~5歳児クラスで、月額37,000円までの利用料が無償となる。
費用を立て替え、3ヶ月ごとに市町村へ請求する。
参考:幼児教育・保育の無償化について(日本語)-こども家庭庁
- 保育の必要性の認定とは
- 保護者が以下のような理由で家庭での子どもの保育が困難な場合に、市町村により保育施設の利用の必要性を判定されます。
- 就労、妊娠・出産、疾病・障がい、介護・看護、求職活動、就学、災害復旧、育児休業
- 「求職中」で保育の必要性の認定を受ける
- 「求職中」で保育の必要性の認定を受けることができれば、派遣のお仕事が決まる前から無償で預かり保育を利用することができます。
ただし、一般的には以下のような対応が必要となります。
- 「求職活動をする誓約書」の提出
- 入園後、◯ヶ月以内に仕事が決まらなければ退園
- 「就労」で保育の必要性の認定を受ける
- 派遣のお仕事が決まったら、派遣会社に就労証明書を発行してもらい、市町村へ申請して「就労」での保育の必要性の認定を受けましょう。
無償化申請の詳細については、認可外保育園または市町村に確認しましょう。
(保育施設が違っても、市町村規定の就労時間は同じであるため。)
認可外保育園の無償化は一旦支払い後に返金手続きをするのが少し手間ですが、通ってみたい認可外保育園があるか見てみましょう。
派遣社員になるための具体的なステップ
子どもを認可外保育園にいれる場合、専業主婦ママが派遣社員になるためのステップは以下のとおりです。
- 入園条件・空き状況・就労証明書の要否
- 保育料無償化の対象か
就労条件が満たせない場合は、希望する就労時間を調整したり他の園を検討するなどしましょう。
入園が決まり、「求職中」で保育の必要性の認定を受けて保育料を無償化したい場合は、市町村に申請しましょう。
派遣求人サイトなどからお仕事に応募します。
対面や電話、WEBなどで面談を行います。希望する勤務条件や職種、スキルレベルを伝え、適切な案件を紹介してもらうための情報を共有します。
派遣会社が、登録者の希望やスキルに合った派遣先を紹介してくれます。
就業を始める前に、派遣先から面談を受けたり、職場見学ができる場合があります。
派遣先が決まれば、派遣会社と契約を締結し、仕事が始まります。
雇用契約を結んだあと、派遣会社に発行してもらいます。発行には時間がかかることもあるため、就労証明書が必要な場合は前もって派遣会社に伝えておきましょう。
園の利用に就労証明書が不要だったり、無償化を希望しない(または子どもが3歳未満の)場合、発行は不要です。
- 園の利用に就労証明書が必要な場合は、園に就労証明書を提出します。
- 無償化を希望する場合は、市町村にも就労証明書を提出して「保育の必要性の認定」を受けます。
ステップ②で「求職中」として申請していた場合も、このタイミングで市町村に「就労」として改めて「保育の必要性の認定」を受けます。
ステップ⑧と⑨は、必要な場合にのみ対応
【初めての派遣登録でも安心】子育て中の主婦が派遣社員になるには?【ポイントと基本の7ステップ】
まずは希望の園に連絡してみましょう!
まとめ 子どもの預け先の特徴を把握して、効率的に派遣社員になろう
未就園児をもつ専業主婦ママが派遣社員になるステップを解説しました。
子どもをどのような保育施設に預けるかにより、ステップが異なります。まずは、子どもの預け先を決めてから派遣のお仕事探しを始めましょう。
子どもの預け先別フロー
- 幼稚園・認定こども園(1号認定)にいれたいとき
- 以下を入園希望の園に確認して申し込む
- 入園条件・空き状況
- 預かり保育の有無とその就労条件・就労証明書の要否
- 認可保育園・認定こども園(2号認定)にいれたいとき
- 「求職中」で保活を始める
- 認可外保育園にいれたいとき
- 以下を入園希望の園に確認して申し込む
- 入園条件・空き状況・就労証明書の要否
- 保育料無償化の対象か
無償化の申請(保育の必要性の認定)
- 幼稚園・認定こども園(1号認定)
- 教育標準時間の無償化申請の要否は市町村に確認。
預かり保育の無償化申請はどこの市町村必須。
- 入園が決まったあとに「休職中」として申請
- 派遣契約のあとに、「就労」として申請
- 認可保育園・認定こども園(2号認定)
- 市町村へ園の利用申請をすれば、別途申請は不要。(「求職中」での申請)
- 認可外保育園
- 無償化対象の園であれば、3歳児クラスに進級前に申請可能。
- 入園が決まったあとに「休職中」として申請
- 派遣契約のあとに、「就労」として申請
あてはまる条件のステップを参考にしてもらえるとうれしいです。
まずは各ステップの①から始めてみてくださいね。
子どもの預け先が決まったら、派遣のお仕事探しを始めて派遣会社への登録へ進みましょう。
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小さい子どもがいるママにとって、派遣社員として働くことは ゆとりのある家事育児と仕事の両立をかなえてくれます。
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