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子どもの教育資金を貯めるためにも働きたいな
外で働いて家事・育児にメリハリをつけたいな
専業主婦ママとして子育てをしていくなかで、様々な理由で「働き始めたい」と思い始めることもありますよね。派遣社員は、時間にも気持ちにも余裕があるなかで働けるため、子育てと仕事を両立しやすいです。
パートやアルバイトとおなじ内容のお仕事でも派遣社員のほうが高時給であることが多いため、パートよりも派遣社員がおすすめです。
関連記事育児と仕事の両立は無理?派遣社員ママならかなう!【子育て主婦が実体験よりメリット・デメリットを解説】
しかし、専業主婦ママが派遣社員になるには、子どものいない女性が派遣社員になるよりも少し複雑です。
なぜなら、子どもの預け先の事情も含めて検討する必要があるからです。
私は、派遣社員として働く一児の母です。保活のすえ第一志望の認定こども園に受かり、派遣社員としてゆるく働きながら子育てをしています。
派遣社員ママとして働くことは、家事育児と仕事の両立がしやすく心にゆとりを持てる働き方だなと実感しています。
この記事では、子どもが幼稚園や認定こども園に通っている専業主婦ママが派遣社員になるステップを解説します。
この記事を読むと、専業主婦ママが派遣社員になるために押さえておきたいポイントがわかります。
結論から言うと、子どもの預け先利用条件などにより、必要な手順や確認事項が変わります。
幼稚園や市町村への確認事項とあわせて手順を解説しますので、参考にしてください。
前提条件①:子どもが幼稚園または認定こども園(1号認定)に通園していること
まず初めに、本記事の対象とする子どもの通園状況について説明します。
本記事では、「市町村から1号認定をうけて幼稚園または認定こども園に通園している子ども」のママを対象とします。
- 保育の認定区分とは?
- 子どもの年齢や保育の必要性の有無により、1号認定・2号認定・3号認定のいずれかに区分されます。
認定区分によって、利用できる保育施設が異なります。
認定区分の種類は以下のフローをご参照ください
認定区分別の利用できる施設と概要は、以下の表をご参照ください
認定区分 (年齢) | 利用できる施設 | 特徴 | 利用時間 | 利用できる保護者 | 無償化 |
---|---|---|---|---|---|
1号認定 (3~5歳) | 幼稚園 | 小学校以降の教育の基礎を つくるため、幼児期の 教育を行う | ・昼過ぎごろまでの教育時間 ・園により午後や土曜日、 夏休みなどの長期休業中の 預かり保育 | 制限なし | 月額上限 2.57万円 |
認定こども園 | 幼稚園と保育所の機能や 特徴をあわせ持ち、 地域の子育て支援も行う | ・昼過ぎごろまでの教育時間 ・保育を必要とする場合は 夕方までの保育を実施 ・園により延長保育も実施 | 利用料が 無償 | ||
2号認定 (3~5歳) | 保育所 | 就労などのため、 家庭で保育のできない 保護者に代わって保育する | ・夕方までの保育 ・園により延長保育を実施 | 保育を必要とする事由 に該当すること | |
認定こども園 | 幼稚園と保育所の機能や 特徴をあわせ持ち、 地域の子育て支援も行う | ・昼過ぎごろまでの教育時間 ・保育を必要とする場合は 夕方までの保育を実施 ・園により延長保育も実施 | 制限なし | ||
3号認定 (0~2歳) | 保育所 | 就労などのため、 家庭で保育のできない 保護者に代わって保育する | ・夕方までの保育 ・園により延長保育を実施 | 保育を必要とする事由 に該当すること | 住民税非課税世帯 を対象として 利用料が無償 |
認定こども園 | 幼稚園と保育所の機能や 特徴をあわせ持ち、 地域の子育て支援も行う | ||||
地域型保育 | 保育所より少人数で 0~2歳の子どもを保育 (家庭的,小規模,事業所内, 居宅訪問型保育の4種) |
参考:よくわかる「子ども・子育て支援新制度」−こども家庭庁
幼児教育・保育の無償化概要-こども家庭庁
本記事では、以下2つの条件を満たす家庭において、ママが派遣社員になる手順を解説します。
- ママが専業主婦
- 子が幼稚園認定こども園(1号認定)のいずれかを利用している
前提条件②:家計を主に支えるのはママ以外の人であること
本記事では、「家計を主に支えるのは夫(または夫以外の家族やパートナー)」というモデルケースを想定しています。派遣社員のデメリットの一つとして、「正社員よりも年収が低い」「正社員よりも雇用が不安定」という点があるからです。
家族などほかの人が収入の基盤を稼ぎ、ママは補助的に稼ぐというイメージです。
「ママが心にゆとりをもって育児と仕事を両立できる」という派遣社員ママ最大のメリットを活かすための前提条件です。
子どもが幼稚園や認定こども園(1号認定)に通っている専業主婦が、派遣社員になるためのポイント
すでに子どもが幼稚園や認定こども園に通っていると、今の園に通いながら働き始めることをイメージしやすいと思います。
ただし、幼稚園は保育所よりも預かり時間が短い場合があるので、注意が必要です。
チェックポイント
- 預かり保育の有無を確認
- 預かり保育がないor預かり保育の就労条件が満たせない場合の対策
- 市町村から「保育の必要性の認定」を受ける
年長さんの場合、小学生になってから利用する学童保育のことも意識しておきましょう。
学童保育の申請時期は市町村や施設によりますが、入学する前年の11月~1月頃が一般的です。
- 学童保育とは?
- 小学生が学校の放課後や休日に利用する保育サービス。
学童保育施設では、子供たちが遊びながら学習支援を受けたり、安全な環境で過ごすことができます。
公設の学童保育では、保護者の就労条件などがあり、市町村にて審査があります。
預かり保育の有無を確認
幼稚園や認定こども園の教育時間は、一般的に10時~14時です。
希望するお仕事の時間の都合で子どもの預かり時間を延長したい場合は、通っている幼稚園で「預かり保育」をしているかと、その利用条件を園に確認しましょう。 預かり保育の利用には、「月に○時間以上の就労」のような条件を定めている園もあります。
- 預かり保育の利用条件がない場合
- すぐにお仕事探しを始めることができます。
- 預かり保育の利用条件がある場合
- 預かり保育を利用するには、所定の就労時間を満たす必要があります。就労証明書の要否も確認しましょう。
もし今利用しているのが認定子ども園(1号認定)の場合は、保護者が就労を始めるときに2号認定に変更して同じ園を継続利用できます。
認定こども園では預かり保育をしているはずなので、その利用条件を確認しましょう。
預かり保育の利用条件によって、働く時間はどのくらいにするか考えてみましょう。
預かり保育がないor預かり保育の就労条件が満たせない場合の対策
通っている幼稚園に預かり保育がない場合は、以下のような対策があります。
- 預かり保育を利用せず、教育時間のみ利用
- 教育時間終了後のお迎えに間に合うように、希望する就労時間を調整する
- 就労条件がない、またはゆるいほかの幼稚園や認定こども園、認可外保育園を検討
- 希望する就労時間でも対応してもらえる預け先を探す
通っている幼稚園や認定こども園で預かり保育の就労条件が満たせない場合は、以下のような対策があります。
- 派遣のお仕事で希望する就労時間を延ばす
- 預かり保育の就労条件を満たせるように、希望する就労時間を長くとる
- 預かり保育を利用せず、教育時間のみ利用
- 教育時間終了後のお迎えに間に合うように、希望する就労時間を調整する
- 就労条件がない、またはゆるいほかの幼稚園や認定こども園、認可外保育園を検討
- 希望する就労時間でも対応してもらえる預け先を探す
ここdeサーチ
全国の幼稚園・認可/認可外保育施設・認定こども園の検索ができます。
通える距離の預け先を、市町村問わず調べることができ便利です。
預かり保育時間と、働きたい時間が合うように調整しましょう。
市町村から「保育の必要性の認定」を受ける
幼稚園や認定こども園の利用費や預かり保育料も、無償化の対象です。ママが働き始めることで、預かり保育の利用料も無償となる可能性があります。
幼稚園・認定こども園の無償化
- 子ども・子育て支援新制度移行済みの幼稚園 利用費が無償
- 子ども・子育て支援新制度移行前の幼稚園 月額25,700円を上限として利用費が無償
- 認定こども園(1号認定) 利用費が無償
- 預かり保育「保育の必要性の認定」を受ければ月額11,300円までの利用費が無償
通園送迎費、食材料費、行事費などは実費負担
参考:幼児教育・保育の無償化について(日本語)-こども家庭庁
幼稚園や認定こども園の教育時間の無償化について申請が必要かどうかは、市町村により異なります。
反対に、預かり保育の無償化は必ず市町村へ申請して「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。
- 保育の必要性の認定とは
- 保護者が以下のような理由で家庭での子どもの保育が困難な場合に、市町村により保育所などの利用の必要性を判定されます。
- 就労、妊娠・出産、疾病・障がい、介護・看護、求職活動、就学、災害復旧、育児休業
- 「求職中」で保育の必要性の認定を受ける
- 「求職中」で保育の必要性の認定を受けることができれば、派遣のお仕事が決まる前から無償で預かり保育を利用することができます。
ただし、一般的には以下のような対応が必要となります。
- 「求職活動をする誓約書」の提出
- 入園後、◯ヶ月以内に仕事が決まらなければ預かり保育を利用できなくなる
- 「就労」で保育の必要性の認定を受ける
- 派遣のお仕事が決まったら、派遣会社に就労証明書を発行してもらい、市町村へ申請して「就労」での保育の必要性の認定を受けましょう。
無償化申請の詳細については、通っている園または市町村に確認しましょう。
市町村規定の「保育の必要性」の条件を満たせるなら、求職中か就労で申請してみましょう。
派遣社員になるための具体的なステップ
子どもが幼稚園や認定こども園(1号認定)に通っている専業主婦ママが派遣社員になるための具体的なステップは、以下のとおりです。
- 預かり保育の有無を通っている園に確認
- 無償化の申請について市町村に確認
預かり保育がないor預かり保育の就労条件が満たせない場合、就労時間の調整や他の預け先を検討しましょう。
派遣求人サイトなどからお仕事に応募します。
対面や電話、WEBなどで面談を行います。希望する勤務条件や職種、スキルレベルを伝え、適切な案件を紹介してもらうための情報を共有します。
派遣会社が、登録者の希望やスキルに合った派遣先を紹介してくれます。
就業を始める前に、派遣先から面談を受けたり、職場見学ができる場合があります。
派遣先が決まれば、派遣会社と契約を締結し、仕事が始まります。
雇用契約を結んだあと、派遣会社に発行してもらいます。発行には時間がかかることもあるため、就労証明書が必要なことは前もって派遣会社に伝えておきましょう。
- 預かり保育の無償化のため、市町村に就労証明書を提出して保育の必要性の認定を受けます。
- 園の預かり保育利用に就労証明書が必要な場合は、園にも就労証明書を提出します。
【初めての派遣登録でも安心】子育て中の主婦が派遣社員になるには?【ポイントと基本の7ステップ】
まずは、通っている園の預かり保育について確認することから始めてみましょう。
おすすめ派遣求人サイト
まとめ 子どもの預け先の特徴を把握して、効率的に派遣社員になろう
子どもが幼稚園や認定こども園(1号認定)に通っている専業主婦ママが、派遣社員になるステップを解説しました。子どもの預かり保育やその就労条件の有無により、ステップが異なります。
預かり保育
- 預かり保育の有無を確認
- 預かり保育がある場合は、その就労条件を確認
- さらに就労条件がある場合は、就労証明書の要否を確認
無償化の申請(保育の必要性の認定)
- 教育時間の利用費については申請不要な市町村もあり。
預かり保育は、市町村に申請が必要。
求職中として申請するか、派遣先が決まってから就労として申請
あてはまる条件のステップを参考にしてもらえるとうれしいです。
まずは各ステップの①から始めてみてください。
小さい子どもがいるママにとって、派遣社員として働くことは ゆとりのある家事育児と仕事の両立をかなえてくれるはずです。
ママのお仕事探しを応援しています!
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